身体に「栄養を与え」、「毒を抜く」のがゲルソン療法の鉄則です。
その中で、「毒を抜く」において、最重要とされているのが、コーヒー浣腸です👍
ですが、「最重要」とされているにも関わらず、私は実践をしませんでした😅
星野式ゲルソン療法の星野氏も実践していません。
最重要とされているにも関わらず、実践していない方が多いように感じます。
そこで、コーヒー浣腸は本当に必要なのか。なぜ私は実践しなかったのか。を、当時私が調べた事と共に、本音でお伝えしたいと思います。
コーヒー浣腸の有効性
一般的に、「浣腸」といえば、腸内の便の排泄のために使われる医療器具です。
しかし、ゲルソン療法の場合は、腸内の便の排泄のためではなくて、肝臓に蓄積した毒素の除去、血中のフリーラジカルの除去が目的になっています💡
1920年代にドイツの研究者が、コーヒーのカフェインが痔静脈から肝臓の門脈系を通り、そして、血管と胆管を拡張し、円滑筋を弛緩させ、胆汁の流れを増やす。というラットによる実験結果を公表しました。
その後、ミネソタ大学などで研究が継続され、直腸から注入したコーヒーが、肝臓の酵素系に刺激をあたえ、「グルタチオンSトランスフェラーゼ」という酵素が、通常の600~700%になる。この酵素が、血中のフリーラジカルを不活性化する。その際の中和物質が、胆汁と共に、腸管を通って出てくる。と発表。
アメリカの製薬会社メルク社による医学書にも掲載されました📙
肝臓は解毒の臓器なので、肝臓の毒素を排泄してあげる行為は、ゲルソン療法において、非常に重要である、とされています👍
近年では、「病気にならない生き方」という本を書いた新谷弘実医師も、「コーヒーエネマ」という呼び方でコーヒー浣腸を推奨しています。
また、ダイエット法の1つとしてお勧めしている人もいます。ネット上には、試して良かった、という声が多数上がっています。
コーヒー浣腸を否定・批判する声
上記のように、有効性を唱える説がある一方で、否定、批判する声も多数あるのが、コーヒー浣腸です😭
否定や批判説における理由は、浣腸のやりすぎによる電解質異常や、自力での排泄能力が弱まる、という、「副作用的なもの」の他、直腸の粘膜を傷つける恐れがあり、突き破って直腸が破裂する事もある、胃まで達してしまえば腹膜炎になる、敗血症からの感染症になる、といった、「失敗による懸念」の2種類があります。
「失敗による懸念」というのは、要は、無理やり押し込んで肛門に傷をつけた、とか、注入スピードが速すぎて大腸に傷つけた、破裂した、とか、注入液が熱すぎてやけどした、とか、そういう直接的なものと、出来た傷にバイ菌が入って、感染症になった、という二次的なものがあります。
そもそも、「浣腸」という行為は、医療行為です。浣腸をする事が出来るのは、医師だけなんです☝
市販で売っている浣腸は、特例と呼べるもので、
●1回きりの使い捨てである事
●挿入部の長さが6センチメートル以内
●内容量が成人で40g以下(6歳~12歳は20g以下、6歳未満は10g以下)
などの制約があります。
コーヒー浣腸に使う機器を購入して、自分で浣腸をする。または、家族に手伝ってもらって浣腸をする事は、すでに医師法違反なんですね。
だから、コーヒー浣腸は、一般的に言えば、必ず、批判、否定される行為になります。違法ですから。
「やってはいけない事」であるから否定、批判されるのは当然として、それでも有効性があるならやってみたい、という気持ちは、ガンになった経験がないと、わからないかもしれません。
ただ、危険性は回避したいですからね。副作用的なものについても調べました。
「浣腸のやりすぎによる電解質異常」の電解質異常ってなんだ、と思って調べたところ、「血中のカリウムのバランスが崩れる」という事だそうです。
「バランスが崩れる」ってなんだ、カリウムが多くなるのか、少なくなるのか、どっちだ?って考えた時に、そういえば、ゲルソン療法では、サプリメントでも、複合カリウム塩を摂取する事を勧めている事を思い出しました。
(詳細は ⇒ ゲルソン療法のサプリメント )
つまり、ゲルソン療法では、カリウムを体内に入れて、ナトリウムを体外に排泄させようとしているのだと思います。
って事は、コーヒー浣腸においても、カリウムが体内に入り、ナトリウムを排泄しようとしているのでは?と推測しました。
電解質異常になるからやめとけ、という否定論がある一方で、ゲルソン療法は、あえてそこを狙っているのかもしれません。
とはいえ、「ゲルソン療法のサプリメント」にも書きましたが、カリウム濃度が高くなりすぎると、命を落とす可能性があるのです。命にかかわるような事を、自己判断でやるのは、どう考えても危険すぎます。
私たちは、命を落とさずにすむよう、ゲルソン療法をやるんです。
ゲルソン療法で死んでしまっては元も子もありません。
実際、コーヒー浣腸で命を落とされたケース、というのが海外ではあるのだそうです😨
ただ、その実質的な死因は、大腸炎、胃腸炎、心不全という事なので、カリウム濃度の関係というよりは、浣腸の失敗による感染症、というケースなのかな、と思います。
また、先程、「アメリカの製薬会社メルク社による医学書にも掲載された」と記載しましたが、これが、1972年になると、その記載が消えます。
有効性はうたわれても、危険性が高い、という事の証なのかもしれません。
結局のところ、やるべき?やらないべき?
それでも、そうしたマイナス点を考えた場合でも、ゲルソン療法ではコーヒー浣腸を、最重要項目としてあげている❗
それは間違いのない事実です。
じゃぁ、やるの?やらないの?と考えると。。。
コーヒー浣腸は、肝臓の毒素をとり、胆汁を増やす事が目的です。
つまり、肝臓に毒素がある事が前提。
そして、胆汁を増やすという事は、消化の促進というか、消化による負担をかけない、という意味合いになると思います。
肝臓に毒素、消化の負担軽減。いずれも、「消化器官」に関わるものです。
私自身は、消化器官のガンじゃありませんでした。そして、便秘なわけでもない。
って事は、危険性をおってまで、コーヒー浣腸をしなくてもいいんじゃないの?という結論に達しました。
なので、私は、コーヒー浣腸はやっていません👍
消化器系のガンだったら、もしかするとやっていたかもしれません。
というか、おそらく、やっていたと思います。肝臓の毒素をとることは重要ですから。
でも、カリウム濃度が高くなり、命を落とすのはイヤです。
なので、やってもきっと、最初の1~2か月だと思います。
回数も、ゲルソン療法で指定されている 1日4~5回 まではやらないと思います。1日1回。
それで、とりあえず、肝臓の毒素を、取れるだけ取ろう。そのあとは、安全性第一!と考えたと思います。
ただし、「消化器系のガンだったらやっていたと思う」というのは、あくまでも私の個人的な価値判断です👍
市販の浣腸キットには、そもそも「浣腸をやってはいけない人」が記載されています。
重要な事なので、それも記載しますと。。。
●高血圧
●動脈瘤
●心不全(水分制限をしている方)
●重度の痔(腫れ、炎症、感染)
●肝硬変、肝癌
●腸切除1カ月以内
●大腸がん
●腎不全
●重度の貧血
●呼吸不全
●妊娠中の方
●拒食症
●鼠径ヘルニア(そけいヘルニア・脱腸)
●切痔、痔核
なんと、肝臓がんや腎臓がんの人もダメ、って書かれているんですね。
まぁ、肝臓や腎臓に作用する、という理屈ですから、メーカーも、危険性を回避するためには書いておかないと、という部分なんでしょうね。
高血圧、動脈中も、おそらく、血流があがるから、危険性を伴うかもしれない。
心不全、呼吸不全も、同様に心拍数なんかがあがるから、危険性を伴うかもしれない。という意味合いでしょう。
痔や腸切除1カ月、脱腸というのは、感染症になりやすいからだと思います。
拒食症の場合は、肝機能そのものが低下しているからであると思います。肝硬変も、同様に肝機能そのものの低下によるものでしょう。
こうした記載を見ても、コーヒー浣腸が、体内のあちこちに影響を与えるものである事はよくわかります。
そりゃ、肛門からいれたコーヒーが、肝臓まで達すると考えれば、そりゃ、体内のあちこちに影響を与えますよね。
それは、必要な人にとっては、効果がある、と言えるだろうし、必要のない人にとっては、効果がない、むしろ危険、と言われる事になるのでしょう。
効果が高いものは、危険性も高い。(必要な人にとっては「効果」、不要な人にとっては「危険」)
そして、肛門から1リットルものコーヒーを注入するのは、難しい事である、という事。
まぁ、自分ひとりでは出来ないでしょう。協力者が必要です。
しかし、その協力者は、医師法違反に問われます。
やるのであれば、医師に相談して、医師にやってもらうのが、安全で確実だろうと思います。
やってくれる医師がいるのかなぁ。。。
医師に相談した事がある方がいたら、ぜひ、教えて欲しいところです。
ちなみに、大腸がんからの肝臓癌に転移した星野仁彦氏も、コーヒー浣腸はしていません。
下剤で代用した、と言っているくらいなので、肝臓への影響うんぬんという事は抜きにして、一般的な浣腸のような排便行為にしかとらえていなかったのかもしれません。
ですが、星野氏も医師のひとりですから、実はやっていて、でも医師法違反だから、公には言えない、という状況だったりして。なんて、勝手に想像している私もおります。
ま、それは冗談の一環ですが、ただ、医師として、「個人でやると医師法違反ですよ」というのは、ちゃんと言って欲しかった部分かな。
総合的に考えると、「様々な危険性を考慮すれば、やらないほうが無難」というのが、「正解」かな、と思います。
私は、消化器系のガンだったら、最初の1~2か月だけは、1日1回でやったと思いますが、実際にやっていたら、何か持論が変わっていたかどうか。。。
それは、想像にすぎないところです。
それでもコーヒー浣腸をやってみたい方へ
上記のような、危険性を考慮したうえで、それでもやってみたい方に、「正しいコーヒー浣腸の手順」を、一応記載しておきます。
●蒸留水
●網目の細かいストレーナー(茶こしやザルでOK)
●浣腸キット
●吸水パッド(タオルでもOK)
●潤滑剤
●カスチール石鹸
1.1リットルの蒸留水を沸騰させる。
2.大さじ3杯のコーヒー豆を入れて、蓋をしないで5分。
3.火力を弱めて蓋をして、15分。
4.ストレーナーで濾して、豆を取り除く。
5.液が合計1リットルになるよう水を足す。
※まとめて作りたい場合
入れるコーヒー豆の量を増やす。手順は一緒。
ただし、保存は2日まで。作ったものは、冷蔵庫で保管する。
| ●オーガニック、 中煎,中挽,のコーヒー | ●蒸留水 |
1.チューブのクランプを閉め、エネマバックにコーヒーを入れる。
2.チューブ内の空気を抜くため、クランプをはずしてコーヒー液をチューブ内に流し、空気が抜けたらクランプを閉める。高い所に吊るす。
3.お尻とチューブ(パイプ)の先端に潤滑油を塗る。
4.吸水パッド、またはタオルを敷く。
5.その上に、身体の右が下になるように横たわる。(軽く両膝を曲げて、胎児のようなポーズ)
6.チューブ(パイプ)を肛門に入れる。
7.クランプをあけ、コーヒー液を注入する。
8.コーヒー液がすべて入ったら、12~15分我慢してからトイレに行って排泄する。
| ●浣腸キット 1.2リットル用なので、途中で継ぎ足す必要なし | ●潤滑油 オーガニックでべたつかないものが良い |
※ コーヒー液注入中に腸内に痙攣が起きたら、注入スピードを遅くする。
※ コーヒー液が落ちてこない場合、コーヒー豆の塊が詰まっている可能性があるので、液を濾し直して、再度行う。
※ 12~15分我慢できない人は、便が詰まっている可能性があるので、いったん排泄してしまって、時間をおいて、再度行う。
1.浣腸キットは、毎回分解して煮沸消毒する。
2.カスチール石鹸を溶いた石鹸液で、チューブ(パイプ)を洗う。
3.風通しの良い場所で乾かす。
| ●カスチール石鹸といえばこれ。 薄めて使えて経済的。 |


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